一般財団法人 防府消化器病センター

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胃腸科コラム・広報誌 COLUMN

胸焼け、食後のげっぷに苦しんでいる方へ
– 逆流性食道炎に対する根治術

2013.11.18

■ 逆流性食道炎

食生活の欧米化、肥満、高齢、ストレス増により逆流性食道炎が増加しています。胸焼け、げっぷ、胸の痛み、胃もたれ、のどの痛みや違和感、なかなか治らない咳などの多彩な症状が出ます。

■ 逆流性食道炎の治療

胃酸を抑える薬をまず服用してもらいますが、症状が取れないとき、食道裂孔ヘルニア(図1)が主な原因の時、Barrett(バレット)食道が存在する場合(バレット食道とは胃酸の刺激により、食道粘膜の一部が胃の粘膜に置き換わってしまった食道のことで、食道がんのリスクが増える)は手術の適応です。手術は薬物療法よりコストが安いメリットもあり、最近は我が国でも手術を希望される方が増えてきました(図2)。

 逆流性食道炎の手術 - 腹腔鏡下噴門形成術 –

横隔膜の一部(胸からおなかへ抜ける食道の通り道)を縫合し、噴門(食道と胃のつなぎ目)を形成して胃酸の逆流防止機構を作る手術です(図3)。やや特殊な手術ですが、当科ではからだに優しい腹腔鏡下手術を取り入れています。5−10mm大の小さなきずを1−4カ所あけるだけで術後の痛みが少なく、2-3日で退院、社会復帰が可能です。きずが1カ所ですむ手術(単孔式手術)ができる場合もあります。

 おわりに

外来で気軽にご相談ください。詳しく説明致します。

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