広報誌「いてふ」第88号(9月号)
2024.08.30
(2024年9月発行)
防府胃腸病院 広報誌「いてふ」第88号 目次
◇「外来患者満足度調査」についてご報告します
令和6年6月、昨年に続き、外来患者さんを対象に患者満足度調査を実施し、
305人(有効回答者数)にご協力いただきました。待ち時間や職員の接遇など、貴
重なご意見を多くいただきました。各部署で内容を確認し、より一層のサービス
向上、改善に取り組んでまいります。ご協力ありがとうございました。
自由回答の一部をご紹介します。
〇今、入院説明を受けましたが、わかりやすく説明していただきました。あり
がとうございました。
〇初診時に受診方法等を尋ねたところ、的確な指示をいただきスムーズに受診
できました。
〇「まもなくお呼びします」の表示を少しでも早く表示してほしい。
〇待ち時間をもう少し短くしてほしい。
〇予約の変更を電話でできるようにしてほしい。など
いただいたご意見を職員全員で共有してサービスの向上に努めてまいります。
◇腸活コラム❻ あなたのメインプレイヤーはどの菌?
「短鎖脂肪酸」という言葉を耳にする機会も増えたのではないかと思います。
「短鎖脂肪酸」とは、腸内細菌が食物繊維などをエサにして作り出している貴重
なエッセンスで、酢酸・プロピオン酸・酪酸などがあります。お酢などを口から
摂取しても、小腸で吸収されて大腸では充分に働けません。これらは腸内を弱酸
性に保つことで悪玉菌の増殖を防ぎ、腐敗物質の産生を抑制します。このほか、
免疫機能の調整、腸内粘膜の適正化、また摂食中枢に働くホルモンの調整や脂肪
の取り込みの抑制も担い肥満の予防にも一役買っています。
当院では、職員参加の健康プロジェクトの一環として実施中の腸内細菌フロー
ラ検査結果も続々と返ってきています。腸内で特に活躍しているのが次の6タイプ
のメインプレイヤー菌です。これらの菌を自分のお腹で育ててみませんか。ここ
に出てくる栄養素は発酵性食物繊維(細菌の餌になり有用物質を生み出しやすい
もの)と呼ばれ、特に重要な食物繊維です。メインプレイヤーそれぞれの役割に
ついてはまた次回といたします。腸内細菌フローラ検査は自宅でできる検査です。
当院2階健診センターにて受け付けています!お立ち寄りを。
◇救急蘇生研修を実施しました
今年度も院内全体研修として救急蘇生研修を実施しました。
麻酔科の富永医師が講師となり、スライドを用いて分かりやすく講義しました。
その後の実技では、「胸骨圧迫2分間チャレンジ」と題して、全職員が2分間の胸
骨圧迫にチャレンジ! 音楽を用いたリズム訓練を行い、テンポなど分かりやすく
伝えました。
継続は力なり!!質の高い技術の維持に向け今後も研修を継続していきたいと
思います。
〇9月の外来診療予定表 ☚クリック
「いてふ」の診療予定表またはホームページ内の外来医師担当でご確認ください
〇Editorial Note 事務局長 栗林 左知
立秋もとうに過ぎ、能登半島地震で始まった令和6年も残すところ4か月となりまし
た。今月は「100歳まで健やかな胃腸を実現する医と食」という魅惑的な講演会を開
催します。肝心とか肝腎とか、どちらかというと胃腸は重要度が落ちるのでは、と邪
推してしまう言葉もありますが、近年の研究成果を網羅的に拝見すると、胃腸が担う
役割の重要さ、そして食事・睡眠・運動との相関が際立ちます。何事も考え方次第、
日々是好日、健やかに人生全うしたいものです。何かありましたら早めの受診を!
一般財団法人 防府消化器病センター 防府胃腸病院 所在地:山口県防府市駅南町14-33 (山口県の中央部 瀬戸内海に面した街) 診療科目: 消化器外科、消化器内科、内視鏡外科、内視鏡内科、疼痛緩和内科、胃腸外科、胃腸内科、食道内科、外科、内科、放射線科、リハビリテーション科、麻酔科
※ 一般財団法人 防府消化器病センター 防府胃腸病院は、山口県防府市(防府市役所前)にある消化器専門の病院です。 腹腔鏡下手術(単孔式)、腹水治療(KM-CART)、緩和ケア、内視鏡検査・治療(胃カメラ・大腸カメラ)、人間ドック、健康診断・ピロリ菌検査・頸動脈エコー検査) |