一般財団法人 防府消化器病センター

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消化器検査(胃カメラ・大腸カメラ)数のページを更新しました

2013.04.17

平成24年の消化器検査件数を掲載しました。

消化器検査件数のページへ

 

内視鏡検査数推移

  胃内視鏡(胃カメラ)、大腸内視鏡(大腸カメラ)の検査症例数

 内視鏡検査とは、先端に小型カメラ (CCD) またはレンズを内蔵した太さ1cm程の細長い管を口あるいは肛門より挿入し、食道、胃、十二指腸や大腸の内部を観察し、時には治療を行うものです。口から挿入するものが「胃内視鏡(胃カメラ)」、肛門より挿入するものが「大腸内視鏡(大腸カメラ)」です。また、経鼻内視鏡という鼻から挿入する胃カメラもあります。

内視鏡的治療数推移

  内視鏡的治療(上部)、内視鏡的治療(下部)の治療症例数 

 早期胃がん・早期大腸がんに対する治療として、内視鏡的治療があります。この治療は、内視鏡を用いてお腹に傷をつけることなく病変部を切除します。病変にはポリープと呼ばれる隆起型、平らな病変(表面型)があり、それに応じて切り取る方法が異なります。内視鏡治療として、内視鏡的ポリープ切除術(ポリペクトミー)、内視鏡的粘膜切除術(Endoscopic Mucosal Resection, EMR)、内視鏡的粘膜下層剥離術(Endoscopic Submucosal Dissection, ESD)の3種類があります。

 

胃と大腸の内視鏡的治療について

内視鏡的ポリープ切除術 (ポリペクトミー)

茎やくびれのあるポリープを認めた場合に内視鏡で切除します。
内視鏡を通してスネアと呼ばれるループ状の細いワイヤー(針金)を、ポリープの根元の部分に掛けて締め、高周波電流を流し、焼き切ります。

 

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

平らな病変(表面型)を認めた場合にEMRにより内視鏡的治療を行います。

まず、病変の粘膜下に薬液を注入し、病変部を持ち上げます。
次に、内視鏡を通してスネアと呼ばれるループ状の細いワイヤー(針金)を、病変部に掛けて徐々に締め、高周波電流を流し、焼き切ります。

 

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

ポリペクトミー、EMRなどの内視鏡治療では一括切除できない大きな病変などは、ESDにより内視鏡的治療を行います。

まず、病変の周りにマーキングをします。
次に、病変の粘膜下に薬液を注入し、病変部を十分に浮き上げて、マーキングした部分を取り残さないように周囲を切開し、粘膜下層を剥離していきます。

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