「ストレス」に強い身体をつくろう!
「ストレス」に強い身体をつくろう!
「ストレス」は、人間関係や家族の問題、仕事などの心理的・社会的ストレッサーや環境、薬などの物理的・化学的ストレッサーに適応しようとして生じています。この「ストレス」により、身体の防御反応として副腎からホルモンが活発に分泌される、免疫機能が低下する、などのさまざまな反応がおこり、私たちのこころや身体に影響を及ぼすことがあります。過度のストレスは、多くの病気の発症や悪化に関わっていると考えられています。
「ストレス」に強い身体を作るためには、ライフスタイル(運動・睡眠・趣味など)を見直し、毎日の食事から「ストレス」により消費される栄養素を摂取することが大切です。
※ストレッサー・・・こころやからだにかかる外部からの刺激
「ストレス」に強い身体づくりのために摂りたい栄養素
副腎からのホルモン合成で消費 ビタミンB1 ビタミンC |
・ ビタミンB1 豚肉、うなぎ、玄米等 ・ ビタミンC 赤ピーマン、ブロッコリー、 じゃがいも、柑橘類等 |
免疫機能低下に備えて たんぱく質 ビタミンE β-カロテン |
・ たんぱく質 肉類、魚介類、乳製品、大豆製品等 ・ ビタミンE アーモンド、モロヘイヤ ブロッコリー、南瓜等 ・β-カロテン ケール、にんじん、小松菜等 |
興奮を抑えるために必要(尿中排泄量増加で消費) カルシウム |
・ カルシウム 小魚、大根葉、乳製品、豆腐 切干大根、ひじき等 カルシウムは、ビタミンDと一緒に摂取すると効率よく吸収ができます |
上記に挙げた栄養素は一例です。「これを食べるとストレスに効く!」という食品はありません。毎日色々な食品から偏りがないよう栄養素を摂り、バランスのよい食事・規則正しい生活をこころがけてください。
※身体状況、疾患により食事内容は異なりますので主治医・栄養士にご相談ください。
食事のポイント 「ストレス」に強い身体をつくろう!
(PDF)
「からだにやさしい胃腸科レシピ」のPDFを集めて、左綴じで綴じていただくと、レシピ本になります。(PDFは、それぞれのメニューのページにあります。)