ビタミン
ビタミンは三大栄養素(糖質・脂質・たんぱく質)などの栄養素の働きを助け、人体の機能
を正常に保つために利用されます。
ビタミンの仲間は13種類で大きく2つに分けられ、「水様性ビタミン」(9種類)と
「脂溶性ビタミン」(4種類)があります。
◆水様性ビタミン |
種類 | 働き | 多く含む食品 |
ビタミンB1 | 糖質の分解を助ける。疲労回復や夏バテ予防など。 | 豚肉・鰻・玄米など |
ビタミンB2 | 脂質の分解を助ける。口内炎予防や成長促進など。 | レバー・鰻・乳製品など |
ナイアシン | 三大栄養素の代謝を助ける。血行促進作用など。 | 肉類・魚介類・豆類など |
ビタミンB6 | たんぱく質の代謝に働く。皮膚や髪を丈夫にするなど。 | 肉類・魚介類など |
ビタミンB12 | 造血作用や神経系の働きを正常に保つなど。 | 主に動物性食品 |
葉酸 | DNA形成に関与。造血作用など。 | 生野菜・果物・レバーなど |
パントテン酸 | 三大栄養素の代謝に関与。抗ストレス効果など。 | 肉類・魚介類など |
ビオチン | 三大栄養素の代謝に関与。皮膚や髪を健康に保つなど。 | 特にレバーに豊富 |
ビタミンC | コラーゲンの合成に関与。美肌効果など。 | 緑黄色野菜・芋類・果物など |
・水に溶けやすい
・過剰症の心配は少ない
◆脂溶性ビタミン |
種類 | 働き | 多く含む食品 |
ビタミンA | 目の健康維持や皮膚や粘膜の健康を保つなど。 | レバー・鰻・緑黄色野菜など |
ビタミンD | カルシウムとリンの吸収を促進し、骨の形成や働きに関与。 | 魚介類・干ししいたけなど |
ビタミンE | 強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害から細胞を守る。 | 魚介類・ナッツ類など |
ビタミンK | 血液凝固や骨の形成に関与。 | 葉物や納豆など |
・油に溶けやすい
・摂り過ぎは過剰症を起こす可能性がある
食材によって含まれるビタミンは異なるため、色々な食品を食べるようにしましょう☆ |
※身体状況、疾患により食事内容は異なりますので主治医・栄養士にご相談下さい。
「からだにやさしい胃腸科レシピ」のPDFを集めて、左綴じで綴じていただくと、レシピ本になります。(PDFは、それぞれのメニューのページにあります。)