高血圧
高血圧
血圧が高い状態を放置すると、血管がもろくなり、動脈硬化、狭心症、心筋梗塞などを引き起こす原因になります。症状が無く、気付きにくいので定期的に測定し、早めの対策をしましょう!
◆高血圧症の診断基準◆
収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg) 正常血圧 < 130 かつ < 85 高血圧 ≧ 140 かつ ≧ 90 |
正しい血圧を知るためには、毎日同じ時間帯、同じ状態で測るようにしましょう!
食事で気をつけること
◆味付けは薄味で、塩分摂取を控えましょう!
1日の摂取量の目標量(日本人の食事摂取基準2015)男性8g未満 女性7g未満
例えば、梅干し1つに約2g、味噌汁1杯に約1~2gの食塩が含まれています。
⇒味噌汁は野菜を入れ、具だくさんにすると、汁の量が減るので塩分を減らすことができます。
◆塩分摂取を控える工夫
1、麺類の汁は残しましょう!
汁にも多く塩分が含まれてます。
2、漬物や加工食品は食べ過ぎないようにしましょう!
3、醤油・ドレッシング類などの調味料は、「かける」より「つける」を!
使った量が分かりやすいように小皿に出してつけて食べるようにしましょう。
4、香辛料や酢・かんきつ類の酸味を利用しましょう!
5、鮮度の良い食材を使いましょう!
※ちなみに…栄養成分表示の“ナトリウム”は、塩分のことではありません。
ナトリウム(g)×2.54=食塩量(g)
◆カリウムを含む食材を摂取する
カリウムはナトリウムの体外への排泄を促します。野菜・果物・豆類・海藻類・いも類・魚類などに多く含まれています。カリウムは水に溶けやすいので、長時間さらしたりせず、さっとゆでたり、生で食べると効率良くとることができます。
◆カリウムを多く含む食材
ほうれん草 かぼちゃ ブロッコリー トマト
昆布 わかめ 里芋 長芋 さつま芋 かぼちゃ
いちご アボカド バナナ りんご
サバ サワラ シシャモ ホッケ など
※缶詰の果物やジュースは、加工の段階でカリウムが失われ、逆に糖分が添加されているものが多いので注意!また、腎障害がある方は、カリウムの積極的摂取は注意!
※身体状況、疾患により食事内容は異なりますので主治医にご相談下さい。
「からだにやさしい胃腸科レシピ」のPDFを集めて、左綴じで綴じていただくと、レシピ本になります。(PDFは、それぞれのメニューのページにあります。)