放射線科Radiology
患者さまに優しい撮影、検査を常に心がけ、医療被曝の低減、診断価値の高い画像提供を行います。また当院の基本理念に基づき、専門職業人としての責任を果たせるように努めます。
スタッフ
診療放射線技師 5名 (内訳 男性3名 女性2名)
業務内容
一般撮影検査
画像診断の中で最も多く利用されている検査で胸部、腹部、骨などの撮影を行います。また各病棟に出向いてポータブル撮影も行っています。
2022年2月にFPD(Flat Panel Detector)に更新し、患者さまやスタッフの被爆が少なく、検査時間も短縮して検査ができるようになりました。
CT検査
X線を用いて体内の情報をコンピュータで計算することにより輪切りの画像や三次元画像などに画像化できる検査です。
2022年2月に64列マルチスライスCTに更新したことで、撮影時間の短縮と、高品質な画像を提供することができます。
透視検査
X線透視を用いて体内をリアルタイムに観察できる検査です。胃造影検査、大腸造影検査など主に消化器及び消化管の検査を行っています。2018年11月にCANON製、2022年2月にFUJIFILM製の透視装置をFPD搭載型に更新しました。当院では、がん検診から術前の精密検査まで幅広く検査を行っています。
特殊検査
血管造影(アンギオグラフィ)
主に出血時の血管塞栓術、TAE(肝動脈塞栓術)、TACE(肝動脈化学塞栓療法)などを行っています。
その他撮影検査
内視鏡を併用したERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)やエコーを併用したPTCD(経皮経肝胆管ドレナージ)なども行っています。
マンモグラフィ-検査(健診課)
2019年5月にマンモグラフィ-装置を健診部門に導入しました。マンモグラフィ-とは、乳房を板で挟み薄く伸ばした状態でX線撮影を行う検査です。
当院では、乳腺エコーとマンモグラフィ-の併用を基本とし、それぞれの特徴を生かすことにより、早期発見につなげることが可能です。
被曝について
病気の診断、治療をするためにはエックス線検査は大事な検査です。下の図を見ると、自然放射線とエックス線検査の放射線量は同程度です。
むしろ胸部エックス線検査1枚は自然放射線の20分の1です。このことよりエックス線検査は恐れるような放射線量ではないことが分かります。
出典:山口県放射線技師会